Festival Report フェスティバル レポート 2015

懺悔 / ZANGE




テクノのテンポのいい音楽と共にZANGEのショーは始まる。




ZANGEのショーは、オーディエンスと一緒に作り上げていく。
オーディエンスの反応によりその日のパフォーマンスが決まるのだ。
表情でオーディエンスを煽り、技が決まると清々しいほどのドヤ顔!


  
    Photo by Yukari Iwazaki


特に、人間離れした軟体パフォーマンスは圧巻だ。
「彼には関節がないのだろうか?」と疑ってしまうほどの
予測不能な体の動きに思わず観客から悲鳴があがる。
手首の360℃回転などお手の物、曲がってはいけない方向に
ぐにゃんぐにゃんと曲がる。


  
    Photo by Yukari Iwazaki


クライマックスは、2011年に世界的有名な劇場
「NY アポロシアター」で 行われた大会「アマチュアナイト」で
5大会連続優勝をした時に披露した水晶玉パフォーマンス。
浮遊する水晶玉に会場が沸きあがる。


  
    Photo by Yukari Iwazaki


13歳からストリートダンスを始め、2008年からストリートダンスに
パントマイム、ジャグリング、軟体を融合させた新たなスタイルの
ダンスパフォーマンスを始める。



父親から猛反対を受けつつも、夢の舞台である
アポロシアター「アマチュアナイト」に挑戦する。
これで成功しなかったら、ダンスを止めるという条件付きで。



運も味方につけ奇跡的に悲願の優勝を勝ち取った。
ここが彼の分岐点となった。
ここからメキメキと実力を付け、アマチュアナイト5大会連続の優勝を果たす。




彼は現在も、父親や家族に対するZANGE(懺悔)の気持ちを
胸に秘めながら踊り続けている。           (Yukka)


 

  
    Photo by Yukari Iwazaki




 

2015フェスティバルレポート / 2015アーティスト オン部門
2015/10/31 05:23 PM
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