Festival Report フェスティバル レポート 2014

ベテランの味/三雲いおり

静岡は彼を待っていた。彼も、静岡を待っていた。
大道芸ワールドカップではもうお馴染みの、三雲いおり。
お客さんを巻き込み、会場を笑いの渦へと引き込んでゆく。

小さな自転車を一生懸命こいでいたかと思えばスティックを操り、そうかと思えば今度は子供たちに皿回しを伝授。
次から次へと楽しい技が繰り広げられていく。
時に起こるちょっとした失敗さえも笑いに変えてしまう様は、ベテランならでは。
「大道芸のパフォーマンスをする場はどんどん広がっているし、やる人も増えている。何をやるか、お客さんの反応がパフォーマンスのパワーとなっている。」
「もうさすがに新しい技は出来ないが、60歳まではパフォーマンスを続けたい。」
いやいや、もっともっと続けていただき、静岡の大道芸、いや、日本の大道芸を引っ張り続けてほしい。
(うるし、ちゅんた)

2014フェスティバルレポート / 2014アーティスト オン部門
2014/11/03 02:29 PM
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