Festival Report フェスティバル レポート 2010
遊具!? いえいえ、スポーツ種目!!/けん玉師 伊藤佑介
青磁色の着物に身をつつみ片手で操るのは昔懐かしき、けん玉。
けん玉全日本大会で通算10回もの優勝経験をもつこの男は、
「今年で24年目です」とにこやかに笑う、けん玉師 伊藤佑介。
彼の手にかかれば
糸で繋がれていないけん玉だって
赤い玉は大皿、小皿に帰ってきます!
和楽器の演奏にのせ、次々と大技を繰り出していきます。
その盛り上がりは、演奏よりも拍手の音が響いてしまうほど。
3つの剣と3つの玉を操る姿にも感動ですが、
やっぱり注目すべきは技の数より技の「質」!
マイク近くで演奏すれば軽やかな木のぶつかる音が聞こえます。
それはまるでタップダンスの靴音のようで、
技がひとつひとつ披露されていく足音にも
聞こえてくるから不思議。
7才から始めたけん玉ですが、実は始めたのはお兄さんが最初。
そのあと地元でけん玉道場が開かれ、
最初は遊びだったけん玉を、次第にサッカーや野球のようなスポーツのように
極めてきた、とのこと。
初のオン部門3日目の今日、
オフ部門と比べ人も多く、休日だということもあり熱気は上昇中!!
また、音響やスタッフにも恵まれ、
最高の環境で満足のいくパフォーマンスができると話してくれました。
時にはけん玉そのものを回した勢いで大きな円を空中に描いたりと
会場はもちろん、空とも一体になれるパフォーマンスは、
他ではお目に掛かれません!!
みなさん、足を運んでみれば、
きっとけん玉を見る目が変わりますよ!!
(hatsune)
(Photo:Yasuo.I)
2010/11/06 05:30 PM
これだから小出さんは(褒め言葉)/ダメじゃん小出
静岡は常連さんの「ダメじゃん小出」さん。この記事を書いている私も実は毎回毎回見にいっておりました。そんな小出さん、「来るたびごとにお客さんのレベルが上がってます。分かっているお客さんが増えたのかなぁ」とおはなしをしておりました。
毎回ギリギリなネタで会場を沸かせてくれますが、今回もつい数日前にあった、とある事件のネタを盛りこんで会場を笑いに巻き込みました。なぜか「(とある動画サイトに)動画を上げてくれ!」という発言も飛び出すなど、やっぱり小出さんは小出さん。期待を裏切ってくれません(笑)。
そんなネタはいったいどこで思いつくのかな?と思って伺ってみましたが、「移動中のふとした一瞬に思いつく」とのこと。考え込んでも煮詰まってしまうだけ、これは仕事を問わず何でも同じなのかもしれません。
そして、パフォーマンスをされるときにいつも気を配っていることは?と伺ってみました。それは、お客様みなさんが楽しめるパフォーマンスをしよう!ということでした。真っ黒いようで真っ黒くない、だけど、真っ白くない、色々と知っていると笑ってしまうような展開、それが小出さんの人気の理由かもしれません。
最後に、今回の取材をさせて頂く前に拝見させていただいたBlogには、なんか鉄道好きなのかなぁ?と思わせる記事がありましたので、「ひょっとしたら・・・鉄ちゃんですか?」と伺ってみました。「いやぁ、ユルい鉄ですよ。」と。でも、普通東京から大分に行くのに、高松行きの寝台特急と四国の特急列車を乗り継いで、そこからフェリーで大分に渡る、そんなことをするのは立派に「鉄ちゃん」ですから(笑)。
そんな小出さんの静岡ライブ「葵のご紋に握りっ屁 Vol.8」は来年2月6日に静岡で、そして、「緩テツ芸人」としてのライブ「新春18きっぷ」は来年1月22日に横浜で開催されます。興味のある方はぜひどうぞ!
(な)
2010/11/06 03:56 PM
二度と見られない?!/フレイザー フーパー
彼のショーは一つとして同じものはない。なぜなら、観客を見てショーを作り上げているから。本番のステージの上から観客を観察し、その場で即座にどんな人か見抜き、ショーに迎え入れる。20年の経験がものをいうのだ。決して楽しい感じの人だけを選んでるのではなく、沈んだ人なんかもステージに上がらせちゃうらしい。そしてその人の個性に合ったパフォーマンスを作る。
言葉の通じない日本でのショーは難しいかと思えば、そうでもないらしい。シャイな静岡人さえも笑わせる。彼はヨーロッパを中心に世界中で人々を笑わせているのだ。ユーモアは万国共通?!
来日は3度目。席を立たずに最後までショー全部を楽しんで!とのこと。
(uluru)
2010/11/06 03:45 PM
圧倒的なスピード感/うんぷてんぷ
緑・赤・黒。色鮮やかな、そしてどこか雅やかな色彩の五人組のうんぷてんぷ。
軽快なバックリズムとともに三味線とヴァイオリンがかき鳴らされます。
一見不釣り合いな二つの楽器が奏でるメロディーは神楽のリズムだけではなく歌謡曲にカントリーなど聞き覚えのある旋律も混じり、会場はどんどん盛り上がります。
そしてスピード感あふれるリズムに乗って、繰り広げられたのはどこかおなじみの光景。
子供の頃にどこかで見たことあるような、懐かしい曲芸が、音楽のリズムとともにすさまじい速度で繰り広げられます。
日本傘にボール、三味線・湯飲み・日本刀。
かき鳴らされる音楽と静寂のメリハリある時間にどこか「和」を感じることが出来ました。
2010/11/05 07:35 PM