Festival Report フェスティバル レポート 2008
異次元への冒険/宙
今回で6回目の参加の宙(かなた)さん。
「異次元への冒険」がテーマの彼のパフォーマンスはその名の通り、見ているものを不思議の世界へ誘う。
静岡PARCO前の会場に突如現れた大きな透明の筒。それに手を入れ、ジャグリングを行うのだ。
色の違う四つのボールが上下斜め、自由自在に動く様は、
まるでそこだけ無重力空間であるかのようで、見ている私たちも思わず引き込まれてしまう。
まさに「異次元への冒険」なのである。
「静岡のお客さんは目が肥えているので、毎回新しいものを取り入れている」
「お客さん自ら盛り上げてくれるので新しいことにチャレンジしやすい」
と語る宙さん。毎回新しいチャレンジをくれる大道芸ワールドカップは、彼自身の冒険のターミナルなのだ。
↑新しいチャレンジ?の猫。今年からの参加だ。
名前を聞くと「あ、まだ考え中。つぎのパフォーマンスまでには付けます。」とのこと。
みなさん、聞いてみてはいかがだろうか。
(Junki)
2008/10/31 07:50 PM
無限の可能性に魅せられて/矢部 亮
「ディアボロをやるのが自分の運命だった」と語る矢部 亮、
本大会連続出場6年目となる今年は
日本人代表ワールドカップ部門出場者ということで
演目を調整し、気合も十分。
子供のころからヨーヨーが好きで、起きている間中無心でやり続けたとか。
11年前にディアボロに出会い、
それまでやっていたヨーヨーをやめてディアボロに転向。
「技の数が少なかったから自分で200くらい考えた」
子供の頃は将来自分がこんなことをやるなんて
予想だにしていなかったようだが、
何の変哲もない遊び道具を好きになって本気でやり続けられたこと、
それを周りが評価してくれたことが「ラッキー、あるいは運命」だったと言う。
そんな矢部 亮を虜にしたディアボロの魅力はまず派手であること。
ボールやクラブでは数を増やす、足の下や背中から投げるなど
ある程度の技しか出来ない。
ロープを何度も折って繰りなす細かい技から、
ロープを大きく使ったりディアボロの数を増やしたりして見せる大技まで
「ディアボロは無限の可能性を秘めている」
4つのディアボロを扱うという、
世界トップレベルの技術が言うのだから説得力がある。
しかし、彼の魅力はそこだけに留まらない。
4年前からダンサーである女性アシスタントのアドバイスを取り入れ、
ショーとしてのディアボロを目指して
音楽と調和の取れた動きや、表情にも力を入れている。
オリジナリティの追求からだろう、
小さいディアボロ、形の違うディアボロなど
様々なものを自分で作って使っているのも、
やはり矢部亮なればこそ。
今後は海外でのパフォーマンスの為に
ショーに和風テイストを織り交ぜて行く予定らしい。
また、矢部 亮にはもうひとつの夢がある。
ディアボロの普及だ。
子供たちに、何か夢中になれるものを提供したい。
これからのディアボロ界を指導して行きたい。
そのために、ショーの終わりには
ディアボロの宣伝をしていた。
気になる人は以下のURLを参照して欲しい。
矢部亮ホームページ
http://www.ryoyabe.com
ディアボロショップ「RADFACTOR」
http://radfactor.shop-pro.jp
shige & Risa
2008/10/31 07:47 PM
ディアボロジャンキー/トニー フレバーグ
世界トップレベルの技術とモデル顔負けの容姿で
昨年初参加ながら絶大な人気を博した
トニー フレバーグが静岡に帰ってきた!
昨年のワールドカップ部門優勝は逃したものの、
なんたって4つ、5つ、6つのディアボロの扱いに関してのギネスレコード保持者!
その実力は折り紙つき。
そんな彼の見せるパフォーマンスは、
ディアボロと器械体操をアジアの神秘で包み込んだような
ダイナミックで迫力満点のショー。
強い風が吹き、日差しも眩しいこの秋空の下、
ディアボロを高々と(目測でなんと20m以上!)
上げて見せる。
僕にはとても出来ない(笑)
なぜそんなことが出来るのか、
どうしてディアボロをやっているのかと尋ねると
「好きで好きで仕方ないからだ」
とか。
フランス人の熱い情熱を垣間見た気がした。
その情熱は、さらに先、
5個、6個のディアボロを実際のパフォーマンスとして
披露することを目標とする原動力にもなっているようだ。
こんなこと、もちろん前代未聞である。
しかし、今回残念だったのは
外でのパフォーマンスの為に
いつものばっちり決めた袴姿ではなく
動きやすいラフな格好だったこと。
やはり衣装まで揃って初めて完璧な
トニー フレバーグの魅力を味わえる。
その意味で、31日のプレミアムナイトショーは
是が非でも見に行きたいものの1つだと言えるだろう。
しかもそのステージでは
今回日本代表ワールドカップ部門出場者にして
彼の友人でもある矢部亮との
究極のコラボレーションショーが楽しめるのだ。
これはもう、行くっきゃない!
(shige & Risa)
2008/10/31 07:45 PM
青空三味線シアター/セ三味ストリート
「セ三味ストリート」の2人は津軽三味線を使ったパフォーマンスで楽しませてくれます。
ちなみにセサミではなく、せしゃみと読むそうです。三味線の演奏の技術もさることながら、
その合間のトークでも大いに笑わせてくれます。今回は、三味線のバチのかわりに
100円ショップで買ったフライ返しや包丁、さらにはキューピー人形を使ってのパフォーマンス
も見せてくれました。
あなたもそのトークと三味線の組合わせに魅了されるはず。
まだ、見てないひとはぜひ。今回はオフ部門での登場です。要チェック!!
ちなみにこの文のタイトルはセ三味の二人からいただきました。(キムカツ)
2008/10/31 07:45 PM