Festival Report フェスティバルレポート 2025

お・も・て・な・しの達人!!/市民クラウン

駿府城公園、呉服町通り、青葉シンボルロードなどいろいろなところで見かけるド派手な衣装に身を包んだ「市民クラウン」。


満面の笑顔で両手バイバイしてくれたり、写真撮影に気軽に応じてくれたり、道案内をしてくれたりと訪れた人たちを目いっぱいおもてなししてくれています。

そんな彼らも実はボランティアスタッフなのです。

インタビューで出身地は?設定は?クラウンの経験年数は?などおたずねしたところ、「夢の国からきました。ずっとクラウンやってます」のファンタジックな回答。

申し訳ありませんでした。とても野暮な質問をしてしまいました。



そこで舞台裏を公式ガイドブックで紐解きますと…

「市民クラウン」に応募すると、3日間の大道芸カレッジでクラウンの歴史、役割、メイク、動き、表情をしっかりと学び、その後3回程度の講習を受けたのちに「市民クラウン」としてデビューします。ボランティアとはいえしっかりと教育されたプロなんです。

インタビューでは、「夢の国で先輩にきっちりしごかれました」「(お子様など観客には)怖がらせないように自分からは近づきません」「改善点をみつけて次の年に活かします」など、プロ意識が高い言葉が聞けました。

一方、「アンテナを張り巡らし、耳ダンボにして「カワイイ!!」の声にすぐ反応します」「去年も会ったねと言われるとすごくうれしい」と自身もすごく楽しんでいることが伝わってくるコメントも聞けました。

衣装も(本当は魔法で一瞬で変身するのですが)個性豊かで、自分で手作りするクラウンも居るそう。頭の先から爪先までカラフルでオリジナリティ溢れ、見ているだけでも本当に楽しいです。


今年は「市民クラウン30周年」の節目の年!!歴史を重ねて、どんどん輪が大きくなっているようです。

お話を聞いているうちに、楽しそうで、かつメイクして扮装すれば変身体験ができ、「今までと違う自分」の4日間が過ごせるかも!とワクワクしてきました。

(neco)

フェスティバルレポート2025 / スタッフ
2025/11/03 13:59