Festival Report フェスティバル レポート 2012

「人を傷つけない笑い」を目指して

「誰も傷つけない笑いを提供したい」

開口一番、イエンタウンフールズが言ったのはその言葉だった。
そしてそのためにはクラウンになるしかなかったと。

そう、今人を傷つける笑いが蔓延し、観客もそれに慣れている中、
『傷つけない』笑いを追及するアーティストがどれだけいるだろうか?
見ていて腹の底から笑え、その上演技が終わると温かく、優しい気持ちになる。
そんな演技の秘密がその言葉一つでいっぺんにわかった気がした。

屋外でのパフォーマンスは静岡のみ。ほかは舞台で活躍する彼らだが、
おそらく、静岡という土地の温暖さ、人々ののんぽりした感じが、
彼らの「人を傷つけない笑い」にふさわしい舞台だからに違いない。



chitose

2012フェスティバルレポート / 2012アーティスト オン部門
2012/11/04 03:41 PM
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