Festival Report フェスティバル レポート 2012
「生の音」とデォアボロのコラボレーション! / Koji Koji Moheji
大道芸ワールドカップには過去6回応募し、今年、ついにオフ部門への出場が決まったKoji Koji Moheji。
パフォーマンスが始まる前に会場に着くと、そこには気になるものがふたつある。
ひとつは、地面に置いてある3つのディアボロ。
そしてもうひとつは、台の上に置かれた木の箱のようなもの。裏には、グルグルと回すハンドルがついている。
なんとこれ、「手回しオルガン」という楽器だという。ハンドルを回すと、オルゴールの要領でメロディが流れ出す。
彼は、楽器とディアボロ使ったパフォーマンスをするというが、ひとりで同時にできるのだろうか??
パフォーマンスが始まると最初にKoji Koji Mohejiが手回しオルガンを弾いて見せ、その次に観客の中からオルガンの弾き手を募集した。
そう、オルガンを弾くのは観客なのだ。そのメロディにのせて、Koji Koji Mohejiのディアボロパフォーマンスが始まった。
手回しオルガンで一曲演奏するのは結構大変だ。速くなったり遅くなったり、ハンドルを回す手が疲れて、音が途切れたりする。
「でも、そのほうがいい」とKoji Koji Mohejiは言う。CDなどの音響とは違い、弾く人によって毎回変わるところが「生の音」の良さなのだ。
音楽と大道芸の融合は、バグパイプ奏者としても活躍する彼ならではのスタイルだ。
観客と一緒に作り上げるパフォーマンスを今後も続けていきたいというKoji Koji Moheji。
「その場のハプニングも丸ごと楽しんで!」と、明るくメッセージを残してくれた。
(moty)
2012フェスティバルレポート / 2012アーティスト オフ部門
2012/11/04 02:56 PM
2012/11/04 02:56 PM