Festival Report フェスティバル レポート 2011

五感すべてを使いきれ!!/グランド・スペクタクルショー



皆さん、グランド・スペクタクルショーには行かれましたか?
イタリアからわずか3回のパフォーマンスのためにやって来たカンパーニャ デ フォリが駿府公園の夜を明るく染めています。
今夜は月も綺麗でいっそう幻想的。目に焼き付けても良し。写真を撮っても良し。「35分のショーの時間って長いな」と、そんな思いも吹き飛ぶほどあっという間に終わってしまいました。
観客の背を超えるスティルト、公園内の木よりはるかに高い空を舞うロングドレス、花火と爆音・・・
でも目で見えることを説明するだけでは野暮。このショーの魅力は一つでは正直伝えられません。その場にいた人だけが知ることができる「感覚」をぜひご体験ください。
細かいことは説明不要。とにかく目と耳と鼻と、感覚すべてを使って感じ取ってください。

土曜の夜で最後!
お見逃しなく!!

11月5日(土)
駿府公園内 9.富士見芝生広場
20:15~ グランド・スペクタクルショー

(えぬたく)

2011フェスティバルレポート / 20周年特別企画
2011/11/04 10:13 PM

貴重な写真に囲まれて/DAIDOGEIメモリアル







呉服町通りを真っ直ぐ歩いた静岡伊勢丹の向かいにあるミライエの2階では、大道芸ワールドカップin静岡の19年の歴史を凝縮した展示を行っております。
会場で案内をしていた実行委員の清水さんに、この展示の見所を伺いました。
「今はほとんど残っていない写真や、ここでしか見ることが出来ないファイナルステージのビデオの上映を行っています。飲食も自由ですので、休憩も兼ねてぜひお立ち寄りください」とのことでした。
大道芸マニアも初めての人も大必見です。

詳細についてはこちらのページをご覧ください。



(えぬたく)

2011フェスティバルレポート / 20周年特別企画
2011/11/04 06:54 PM

音楽とジャグリングの融合/ダン メネンデス

ダン メネンデスはアメリカ人アーティスト。
ボールを操り、ジャグリングをしながら、床に置いたキーボードで
演奏します。

会場は子供たちを中心に、大勢の人が集まりました。
観客を巻き込んだコミカルなジャグリングショーで、笑いに包まれ、
次々と繰り出される技に、感嘆する声もあがりました。

1979年からパフォーマンスを開始。ジャグリングと音楽を組み合わせるという
アイデアは、昔、ドラムを使ったショーを見て、思いついたそうです。
後押ししてくれる人がいて、やってみよう!と思ったとのこと。

もうひとつの見せ所は、後ろをくり抜き、伸縮する棒を入れたチェロを、
跳ねながら演奏します。チェロは彼のアイデアを元に、友人が製作したものです。
以前、音楽館で3つのチェロでパフォーマンスしたところ、反応がよく、そこから
チェロを使ったパフォーマンスのアイデアが生まれたそうです。

キーボード曲目のレパートリーは30~40あるが、常によいものだけを残すため、
もっと増やす必要があると答えていました。
「日本人観客の反応は、10年前と全く違う。今は、もっと感情を表に出すように
なったように思う」と答えてくれました。

子供はもちろん、大人も楽しめるこのパフォーマンス。あっという間に時間が
過ぎてしまいました。
ダンは2001年のワールドカップチャンピオン。
笑って、しかも技に魅入るショーを、会場でご覧下さい。

(さお)

2011フェスティバルレポート / 20周年特別企画
2011/11/04 04:10 PM

あの妖精にまた会える/プリンセス エレイン


パフォーマンス前からたくさんのファンが詰め掛けており、大人気のプリンセスエレイン
若干18歳だがサーカス団の5代目となり、その貫禄は人々を魅了してやまない。

驚異的な柔軟性とバランスで生み出す美しい身体アート。
足でアーチェリー、バスケット と歓声は止むことがない!!

今後の目標を聞くと、彼女は「さらに有名になりたい」と野望を教えてくれた。
「そして、世界を旅して様々な人に出会いたい」
そんな彼女を支えるのが、家族。

いつも衣装はお母様の手作りのようだ。
有名なアーチェリーパフォーマンスのきっかけとなったのも、
マネージャーであるお父様が、レストランに貼ってあった写真を見つけ、
それを実現させてみようという面白いエピソードから生まれたものだ。

大道芸に来たからにはこのパフォーマンスははずせない!
美しい妖精、プリンセス エレインにぜひ会いにきてください!
(Su A)

2011フェスティバルレポート / 20周年特別企画
2011/11/04 04:09 PM

笑いのクリエーター!/ニーニョ コストリニ

2007年ワールドカップチャンピオンのニーニョ。なんといっても独特な高い声でおしゃべりするのが特徴です。
今年もいたずらいっぱいのパフォーマンスで、次から次へとお客さんを笑いの渦へ…お客さんの目は、もう彼に釘付け!

その中でも、お客さんにピンポン玉を口から飛ばしてもらい、頭につけた小さなバスケットゴールでキャッチするパフォーマンスは大人気。
成功するまで続けられるので、お客さんのセンスも問われてしまうかもしれません!
協力してくれたお礼には、かわいいお菓子がもらえることも!?

言葉がわからなくても、面白ければ関係ない!
見たことがある人もない人も、一緒に盛り上がって楽しめるパフォーマンスです。
大道芸には笑うためにきたという方々、必見です!

(bingo・ひとみ・あや)

2011フェスティバルレポート / 20周年特別企画
2011/11/04 03:07 PM

大道芸と街づくり/パフォーミングアート国際会議 in 静岡

プレビューショーに先駆けてグランシップ11階会議ホールでは『パフォーミングアート国際会議 in 静岡』が開催されました。
今まで体験した大道芸ワールドカップのイベントの中では異色ともいえるお堅い内容ですが、約三時間があっというまに感じられるほど中身の濃いものでした。
「芸術と都市復興」をテーマに三人のゲストスピーカーがそれぞれの立場からお話をされ、最後はプロデューサー甲賀さん司会の下、対談形式でそれぞれの質問に答える形で行われました。





ケベック州政府から来たアメリアさんは文化政策の立場から、シルク・ドゥ・ソレイユ東京代表のクロードさんは商業の立場から、神戸のNPO法人代表の大谷さんはダンサーと現在のNPO団体代表としての立場からそれぞれアートと人々の関わりについてお話しされました。 
こんな膨大な講義内容ですので、予定時間を大幅にオーバーするアクシデントも・・・ありましたが、一人一人の話が今まで知らなかったものであり、ゲストスピーカーの三人の方々の共通してアートが街と人を活性化させることを考えていたいたことに驚きました。
イベントとしての大道芸ワールドカップだけではなく、そういう視点も見ることが出来、有意義な会議となりました。平日にも関わらず様々な世代の方々が(静岡だけでなく全国から!!)来た方もいるとのことで、大道芸ワールドカップへの感心の高さが伺えます。
(えぬたく)

photo:Kunihiko.U

2011フェスティバルレポート / 20周年特別企画
2011/11/03 10:28 AM
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