Festival Report フェスティバル レポート 2008

空に舞う芸術/カティ アクスティナット



彼女のショーは2つのパートで構成されている。
前半は椅子を使い、コミカルな音楽の乗って演じられる。
後半は一転、妖艶な雰囲気の中、彼女のメインである
ティシューと呼ばれる長いカーテンを使ったアクロバティックなショー。
そこで彼女はプロ意識を示してくれる。
命綱やマットを使わず、工事用クレーンに吊るされ、様々な演技を見せてくれる。
ラストは5mの高さで体に巻きつけられたティシューから下まで落ちる大技。
観客の驚きと歓声の大きさが一番の見せ場である事を示してくれる。

(shun)

2008フェスティバルレポート / 2008アーティスト オン部門
2008/11/01 07:06 PM

フィナーレは必見!/くるくるシルク

三色に染め上げたモヒカンが特徴的なくるくるシルクは、マイムから火を吹くなど、かなり多彩なパフォーマンスを見せてくれるパフォーマーだ。
くるくるシルクのパフォーマンスが始まるよりだいぶ前から人だかりでいっぱいで、見る前からとてもワクワクした気分になった。

三人での掛け合いやパントマイムはもちろんのこと、それぞれソロパートや二人での演技も非常に充実しており、三人でのパフォーマンスがまるで四人や五人もいるかのように感じられた。また、舞台に上がったお客さんを「さっきのリアクションはあんなに面白かったのに……」といじったり、パフォーマンスだけではなくMCのノリも全開だった。そのノリに魅せられてか、ステージでくるくるシルクと風船ふくらませ勝負をした男性も「(大道芸ワールドカップには)初めて来たけど、楽しかった」と満足げだった。
全体のパフォーマンスについてはメンバーで話し合って決めているが、ソロの部分に関してはそれぞれで考えているそうだ。お互い任せられるところに強い信頼をうかがい知ることができる。
と言っても、実際にパフォーマンスをしている最中はもうどっぷり浸かってしまってほとんど何も考えていなかったのだけれども……。

また、くるくるシルクの本領は舞台で発揮されるということで、今後の公演等にも注目していきたい。(ながぽん)

2008フェスティバルレポート / 2008アーティスト オン部門
2008/11/01 06:56 PM

11/1(土)天候:晴れ 僕はキリンに恋をした。/テアトロ パバナ

場所は青葉通り。今日はなんていい天気なんだろう。空を見上げた。
ん?! キリン!? いやいやここは静岡の町の中。そんなはずはない。
と思ったけどやっぱりキリンがいた。しかも3匹も!

しなやかな動き。やさしい瞳。あ、目があった。
僕はキリンに恋をした。。。

今回初来日となる、多国籍集団“テアトロ パバナ”それがキリンの群れの
正体だった。

本物以上に本物にも思えるそのしなやかな動きは、
動物園に通いつめ本物のキリンをみたり、ビデオでの動きの研究の賜物。
優雅な外見と違って実際にキリンを操るのは重労働。
それでも、実はたった一人で操作している。
あまりに優雅すぎて、この事実に気づいた人はきっと多くいないはず。

ロシア公演中には子供を背中に乗せられそうになる、というハプニングもあったそう。
素顔の彼女達はパフォーマンスと世界中の観客を愛する心優しいパフォーマーだった。
「パフォーマンス中は疲れたことがないわ。観客の皆さんからのエネルギーを感じるの。
それで私も元気になるわ」
と話す彼女達の顔には自信と喜びに満ちた笑顔があった。

いえいえ、エネルギーをもらったのはこっちのほう。
キリンがみたければ、
恋をしたければ、
エネルギーがほしければ、
そして真のパフォーマンスを見たければ、
絶対みるべし!
(Kuro)

2008フェスティバルレポート / 2008アーティスト ウォーキングストリート
2008/11/01 06:56 PM

互いに本気(マジ)リスペクト!/ポパイ

今年もポパイの二人にに会えた!

「静岡の観客の雰囲気はとても大好き。このイベントに参加するのが毎年本当に楽しみなんだ!!」
二人は大道芸ワールドカップに対して意気込みたっぷりのようですよ~~~!

コミカルな音楽とともに現れ、リズミカルなジャンプパフォーマンス、笑顔を振りまく二人を会場の観客も大きな拍手でリズムをとってお迎え。
会場は始まる前からすごい人だかりで、彼らの人気っぷりが伺えます♪

41歳とは思えない二人の筋肉や鍛えられたボディには、思わずうっとりしてしまいましたが、息ぴったりのパフォーマンスの秘訣はそれだけではありません。



お互いがお互いを信頼しているからこそ、素敵なステージを作り上げることができるのです。
「ルディと一緒に大道芸ができるなんて本当に光栄さ」
「マークはすごいよ。僕はマークほど一緒にパフォーマンスをしやすいパートナーに会ったことはないさ」


実はオーストラリアでは、別々の離れた場所に住んでいる二人は遠距離コンビ。
でもでも、パフォーマンスからはそんな距離なんて感じられません。
2人でパフォーミングアートをしていてよかったと思うことは何ですか?という質問に
「もし自分が演技を忘れてもどちらかが覚えていること!」と語る二人。常にお互いをサポートしあっているのですね。

また、コメディとアクロバットが一緒になった彼らの楽しいステージについては、「シリアスな事をするよりも面白い方が楽だよ。例え失敗してもそれが笑いに出来たり、そこから新しいものを生みだすこともできたりする!楽しいよ!」とのこと。


天候やその時の状態によって、ポパイのパフォーマンスは進化したり変化したり。
何が起こるか予測不可能、可能性無限大! 二人のダイナミックなステージ、お見逃しなく!!


2008フェスティバルレポート / 2008アーティスト オン部門
2008/11/01 06:36 PM
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