Festival Report フェスティバルレポート 2004
天然の笑顔を切り取るレンズの眼
大道芸はカメラマンにとっても絶好のイベントらしい。キッズガーデン内で、シャボン玉に無邪気に戯れる子供にカメラを向けていた中村さん。アマチュアながらも本格的な装備で熱心にレンズをのぞいていた。
「どの祭りでもそうなんですが、大道芸という『晴れ』の日にはいい絵素材があるんですよ。人が集まるところには、必ずなにかしらがありますしね」
なるほど、跳ね回る子供たちの表情には曇り一点もない。大会を支える温かい笑いや感動は、こうした表情の延長にあるのだろう。ここ数年で観客動員数を高める本大会に「多すぎるのも問題だけど」と中村さんは難を漏らすが、ベストショットをものにして、毎年行っている「フォトコンテスト」にも応募する予定だという。写真というアートで映し出された大道芸WCも見逃せない。
2004/11/03 14:29