Festival Report フェスティバルレポート 2004

小さな人形、大きな人形？？

　ＪＲ駅内に突如現れた謎の男。なんだなんだと、人だかり。彼の名はトムらっはい。
そっくりに作られた人形を動かすと、トムらっはいも同じポーズをする。
「え！？そんなポーズも！？」
観客の心配をよそに、トムらっはいは表情一つ変えずにやってのける。（だって顔がないんだもの…）
　そんなトムらっはいの芸も、誰にでも真似できるような代物ではない。
１０年前にアイデアを思いついてから、死に物狂いで特訓し続けているのだ。
最初は人形を直に立たせていた。
しかし、ブリッジなど、無理なポーズを強いられてしまい、痛い思いをすることも・・
そこで、棒を立てて人形に座らせ、自分への負担を減らす方法を考えついたんだとか。
　「無茶なポーズを要求する子供にメッセージは？」と聞くと、「創造力を豊かにして、どんどん楽しくて芸術的なポーズを考えてください。」と答えてくれた。