Festival Report フェスティバル レポート 2016

二人の愛が魅せる情熱のパフォーマンス/ジャグリングタンゴ

二人の愛が魅せる情熱のパフォーマンス/ジャグリングタンゴ

美しく情熱的なタンゴとなめらかなジャグリングで観客を魅了したのはジャグリングタンゴの二人。
その名の通りジャグリングとタンゴのパフォーマンスを、なんと同時に行うのだ。

二人の演技を一目見ようと、会場の青葉通りには大勢の人が集まった。
音楽が流れると同時に息ぴったりのタンゴが始まる。
しなやかに動くエミリーとそれを優しく支えるメノ。あまりの美しさに、人々は息を飲む。
会場はすぐさま二人の世界に引き込まれた。

続いて音楽が変わると始まったのは、メノの流れるようなジャグリング。エミリーは見ているだけかと思うと、
メノにボールを投げ、ジャグリングをする彼に近づき、二人一緒にタンゴを踊り始める。
真逆のパフォーマンスに思えるジャグリングとタンゴを息ぴったりに
そして情熱的に披露する二人に、会場は大きな歓声と拍手に包まれた。


フランス出身のエミリーとオランダ出身のメノは結成して9年目の夫婦で、4歳の息子がいる。
二人はパリで出会い、2007年から活動を続けている。エミリーはバレリーナとしてイタリアやドイツでも活動をし、
メノはサーカスの出身で3歳からこのようなアーティストになることを夢見ていたそうだ。
演技をする上で最も難しいのは、もちろんジャグリングとタンゴのコンビネーションだという。
毎日の2時間以上の練習と、夫婦である二人の信頼が素晴らしい演技の秘訣だろう。


大道芸ワールドカップへの出場は今回が初めてで、日本に来たのも初めてだという。
今回の初出場で一気に注目度を上げた二人。パフォーマンス終了後も写真やサインを貰おうと
長蛇の列ができた。息ぴったりの二人の活躍から今後も目が離せない。

(梅原)

2016フェスティバルレポート
2016/11/05 09:19 AM
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