Festival Report フェスティバル レポート 2018

なんでも操り変幻自在/山本光洋

静岡の大道芸ワールドカップへの参加は今年でなんと20回目を超えるという山本光洋。
今大会に参加する日本人アーティストで最年長の大ベテランで、大道芸には欠かせない存在である。

パフォーマンス開始前から、お客さんの要望に応えて人気のキューピーちゃん芸を披露し、早くも賑わいムードに。彼の作り出す独特の世界では、ときにビニールの犬がまるで生きているかのような、また、ときに時間がゆっくりと動き出したかのような錯覚に陥る。私たちは自由自在に操られてしまうのだ。

会場のお客さんも巻き込んで繰り広げられるアドリブの先は予想がつかず、目が離せない。

静岡の大道芸はノリがとても良く、反応がわかりやすいため自分のパフォーマンスを確かめる場であると彼は言い、今年の新作であるラ・クンパルシータの楽曲に合わせたコミカルなダンスも披露された。

最後は大人気の操り人形芸「チャーリー山本」でフィナーレを迎え、終始会場は笑いに包まれていた。

(みさき)

2018フェスティバルレポート
2018/11/03 03:45 PM
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