Festival Report フェスティバル レポート 2015

アクロバティックな夫婦善哉 さくら組


このコンビ、実は夫婦である。

さらにこのコンビ、それぞれが過去に
この大会に参加している。

ニャートン(夫)は17年前に。

クーピー(妻)は19年前に。

どんなご縁かその二人が夫婦となった。
そして二人そろってコンビとして
今年の大道芸ワールドカップに
帰ってきた。

演技時間中、二人の息はぴたりと
合っている。一瞬のみだれもない。
大阪人ならではの軽快でおもろい
トークで場を沸かせ、巧みな
ジャグリングで目を楽しませて
とにかく明るい妻クーピー。



そんなクーピーに終始リードされ、
なおかつ支えられながら、驚くべき
アクロバット技を次々と繰り出す
夫ニャートン。(写真向かって右)



まったく違う役割を持つ二人の力が
ひとつになったとき、そこに
大きな化学反応が生まれ、
それぞれの力の2倍3倍どころではなく
無限大かと思うほどにより高度に、
なおかつよりおもろい演技に昇華する。



クーピーの巧みなリードと献身的な
支えなしにニャートンの大技は
完成しないと思う。逆にニャートンの
完成度の高いアクロバット技なくして
クーピーのトークもパフォーマンスも
輝かない。

そんな夫婦ならではのあうんの呼吸が
生み出す面白くも素晴らしい演技は、
まさに「夫婦善哉」そのものだと感じた。

これからも夫婦仲良く、怪我なきよう。
楽しいパフォーマンスをいつまでも。
そう願わずにはいられない。



(富士山なすび)



2015フェスティバルレポート
2015/11/03 04:20 PM
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