2009年 チャンピオン決定!!
ワールドカップ チャンピオン
プリンセス エレイン PRINCESS ELAYNE
(メキシコ コントーション)
エレインのパフォーマンスを最初に見たのは、モンテカルロの大きなサーカステントの中でした。当時エレインは15歳。多くのコントーションを見てきましたが、これほど完成度が高く美しいショーを見たことはありません。強さ、しなやかさ、スピード、すべての極みは美しさにつながっていくということを、パフォーマンスで体現し、私たちに見る幸福を与えてくれました。まさに肉体が織りなすアートの領域です。
ワールドカップ シルバー賞
デュオ ポスペロフ DUO POSPELOV (ウクライナ エアリアル)
過去にも、何組かのエアリアルが登場しましたが、目隠しで演じるというサプライズにくわえ、ストーリーのある構成は観るものを驚愕させ、観終わったあとには安堵と感動のため息を漏らさせずにはいられませんでした。この息のあったペアのパフォーマンスは、スキル的にも表現的にも最高のものです。
ワールドカップ ブロンズ賞
ル テニス LE TENNIS (フランス コメディジャグリング)
ジャグリングのピンを使ってのテニスの試合。昨年初めて見て、そのアイデアの素晴らしさに驚きました。ジャグリングの常識を覆すパフォーマンスは、たくさんのアイデアとそれを実現させるだけの高い技術があるからこそ、みんなを楽しませてくれたと思います。今年はさらに洗練された気がします。とにかく何度見ても笑えました。
実行委員会特別賞
ゴールデン タイム GOLDEN TIME (ドイツ ディアボロ)
ディアボロがまるで生き物のように空中を舞う姿。確かなテクニックとストーリー性が融合したショーは、誰もがもう一度見たいと思うはずです。来年もぜひ、そのすばらしい腕前を披露してください。
多彩でハイクラスなアーティストが勢揃いした今年も、審査は大変難しいものでした。そのなかでも、新しいアイデア・独自性の高さといった要素が選定基準のひとつとなり、このような結果になったと思います。観客のマナーのよさやスタッフの働きに「静岡は最高!」と話してくれるアーティストも多く、また再び静岡に来てくれることでしょう。この後もますます、難しい審査を迫られそうです。
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