Festival Report フェスティバル レポート 2018

夢の中のラブ・ロマンス <デュオ・ディスティニー>

力強いポルトガルの男性「ゴンサロ」としなやかなポーランドの女性「キンガ」が繰り広げるラブ・ロマンス。「デュオ・ディスティニー」のパフォーマンスはまさに圧巻!

8分間のパフォーマンスは、仲の良い恋人がデートしているところから始まる。しかし、彼女に突然のアクシデントが! 交通事故に遭い、絶命してしまう。悲しむ彼が見る夢の中に現れたのが、天使となったあの彼女。二人は夢の中での再会を喜び、ロマンスを繰り広げる。


デュオ・ディスティニーのユニット名はゴンサロとキンガの運命的な出会いに基づく。二人とも、元は一流の体操選手。2012年頃から国際大会で互いに見懸けることはあったが、話したことは一度もなかった。ところが、2015年のある日、キンガからゴンサロに突然のメールが…「一緒にパフォーマンスしない?」。ユニットを組むことになったのは、神様が二人に与えた運命だと互いに語る。

振り付けは、二人で一緒に考える。この3年間、振り付けは少しずつ変わり、現在のスタイルになったのは約1年前から。一番見てもらいたいところは、実は前半にある。立って両手を挙げるゴンサロのその手の上に、キンガが飛び乗って逆立ちをする場面。難易度がとても高く、いつも緊張するとのこと。


大道芸ワールドカップは初参加ながら、二人は静岡の人々の温かさと大道芸に対する真剣さに感動。今回初めて屋外でのパフォーマンスをしたが、ステージがとても近く、観客の一人一人が真剣にステージを観ていることを実感できた。緊張したが、同時に気合も入ったとのこと。

今回を逃したら、二人のこの素晴らしいパフォーマンスをいつ観ることが出来るか…それは神様にも判らない。今回がディスティニー(運命)。大道芸ワールドカップならではのチャンスを生かしましょう!


(福)

2018フェスティバルレポート
2018/11/02 07:12 PM
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