Festival Report フェスティバル レポート 2018

素敵なパペットワールドの時空へ


La Fabiola (ラ ファビオラ) は、男性のジャンカルロさんと、女性のナイベスさんの二人と、パペットの女の子ファビオラちゃん、そして、同じくパペットである、ワンちゃんのジュリオで構成された劇団だ。

劇団というと、ちょっと言い過ぎかもしれない。しかし、そう言いたくなるほど自然な動きなので彼らの演ずるファンタジックな世界にスムーズに引き込まれてしまうのだ。

二人とも日本は初めてとのこと。元々日本の文化や自然に興味があり、
実際に来てみて、静岡の人たちのあたたかさや、親切な対応にとても魅了されたとのこと。

信じられないほどスムーズで複雑な動きをこなす、ファビオラちゃんとワンちゃんのジュリオは、2体ともに彼らの手作りだ。
ワンちゃんの方は、ナイベスさんが主に作り、ファビオラちゃんの方はジャンカルロさんが作ったとのこと。ナイベスさんに言わせると、ジュリオはそうでもないが、ファビオラちゃんはマシーンのように精巧で複雑で凄い、とのこと。
したがって、操作がとても大変だ、とジャンカルロさんが横で笑いながら話してくれた。

パフォーマンスの中で日本は初めてのはずのジャンカルロさんが日本語でパペットとトークをしていたので、どこで習ったのですか、と聞くと、イタリアいる日本人の友人(女性)が手取り足取り教えてくれた内容を、必死で練習したとのこと。
日本でのパフォーマンスのために一生懸命に取り組んできたことが伝わるエピソードである。

ちなみに、ファビオラちゃんと、ジュリオは、やはりファンタジーの世界なので年を取らないとのこと。
無粋な質問にも快く、笑顔で答えてくれた、とてもフレンドリーな2人でした。

是非とも彼らの世界を実際に見て、その素晴らしさを感じてほしい。

                                 (フミさん)<img style="max-width: 100%;"

2018フェスティバルレポート
2018/11/01 06:10 PM
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