Festival Report フェスティバル レポート 2016

考えずに感じてみて / ウィラー ニコロディ

本邦初公開、おじさんとネズミくんの愉快なトークショーです。
プレビューショー大トリでグランシップの海を沸かせ、衝撃的な日本デビューを果たした1人と1匹は、初日も朝から子どもたちの笑い声に囲まれて、大人気でした。

photo by A.Usami

おじさんの名前はウィラー、スペイン生まれのスイス人。聴衆を楽しませることを追求して、アクロバットから話術に転向して20年。
気の合う相棒ネズミはアメリカ産のメキシコボーイ、ホセリート(Joselito, Jの発音に注意)。
6年前に面白い顔のネズミがいるーとウィラーがホセリートに一目惚れしたことで結成されたペアです。
絶妙な間の日本語混じりの腹話術に、日本語学習歴1ヶ月だなんて、誰が信じられましょうか。
ドイツ語イタリア語スペイン語の飛び交う家庭で育ったマルチリンガルのウィラーにとって、新しい言語への挑戦はさほど苦にならないようです。
しかしこのトークの真髄は、会話の内容ではなく、雰囲気でしょう。理解する必要は無いとウィラーも言ってます。
マルチリンガルだからこそ生み出せる、言葉の壁を越えた面白さ、ぜひ体感してください!
運が良ければ、あなたもウィラーの腹話術人形になれるかも?!

「初めての日本、初めての静岡、緑がいっぱいで長閑でとても良い雰囲気。みんな時間を守って秩序があって、教育が行き届いている!ヨーロッパも見習った方がいいなぁ。」
とのメッセージをいただきました。大道芸ワールドカップin静岡、明日以降もみなさん気持ちよく楽しんでくださいね。

(yyukke)

2016フェスティバルレポート / アーティスト ワールドカップ部門
2016/11/03 05:36 PM
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