Festival Report フェスティバル レポート 2016

垂直の壁がステージ/ベンチャ

え、そこがステージなの!?
始まる前お客さんからそんな声が聞こえてきたのがベンチャのパフォーマンスだ。



ベンチャは大道芸ワールドカップに5回目の出場。
きっかけは大会側からの招待だったが、今では人が優しくフレンドリーという理由で出場を続けてくれている。
普段は4人のメンバーで様々なパフォーマンスを披露するが、今回は空中でのダンスを得意とする2人のメンバーが静岡に来た。
彼らは屋上から登場し、垂直の壁の上でタンゴにのせて愛の物語を表現する。
屋上から吊るされてまるで月面を歩くように重力を感じさせない動きやスローモーションのような舞でお客さんを魅了する。



壁の上でのパフォーマンスに目を奪われがちだが、彼らは元々体操選手と軽業師のコンビなので地上でのアクロバティックなダンスにも注目だ。
彼らのパフォーマンスは、ワークショップで出会った空中でのダンスにこれまでの自分たちの技術を取り入れていき、今のスタイルになった。
「1度やってみると、鳥のように飛ぶ感覚を経験し大好きになった」と始めたきっかけを彼らは教えてくれた。
そしてお客さんには「ただ楽しんで」と語った。(MII)



2016フェスティバルレポート / アーティスト スペシャルプログラム
2016/11/03 05:00 PM
<<次の記事 前の記事>>