Festival Report フェスティバル レポート 2016

エラスティック

フランス語で「ゴム」を意味する、エラスティック、
ゴムのように変幻自在に表情を変えられることから付けた名前だそうです。

観客席からの登場に、お客さんもびっくり!

ひとつひとつのジェスチャーがコミカルで、言葉が通じなくても笑いのツボって世界共通なんだなと実感しました。

笑いばかりかと思いきや、びっくりするような手品や細かい演出で、最初から最後まで飽きることなく、次は何をするのかな?と観客みんな目をキラキラさせていました。

大道芸を始めたのは今から30年前、15歳の時だそうです。

ずっと人を笑わせる仕事につきたくて、夢見ていたんだそうです。
ずっと自己流で笑いを追及し続け、今もネタはすべて自分で考え、ビデオを見ながら練習するんだとか。

笑いを届けるエンターテイナーとして世界各国を回っているエラスティック、日本に来たのは3年前の大道芸ワールドカップが初めてだそうです。

日本の印象と、観客の皆さんへのメッセージを聞いてみました。

「日本のお客さんは真剣に舞台を見てくれるし、とてもフレンドリーで温かいです。

静岡の皆さん、いつも温かく芸を受け入れてくれてとても感謝しています。(もみじ)

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/05 03:50 PM

いつまでも愛される二人組/シルヴプレ

聞き覚えのある懐かしい音楽がかかり始めたそのときから舞台はもう彼らのもの、シルヴプレが動き出します。
長い間演じ続けられてきたパフォーマンスや毎年生み出される新作、そして毎度おなじみのポーズ。



そんな彼らのパントマイムはどれも思わずくすっと笑ってしまうようなあたたかいもばかり。
気がつけば会場の誰もが彼らの魅力にひきつけられてしまいます。



「毎年会いにきてくれるご年配の方やお母さんの腕の中で彼らと同じポーズをとっている赤ちゃんがいてくれたことが印象に残っている」と答えてくれたのがすんなり納得できるほどにその客層も老若男女と幅広くでも揃ってその演技に夢中になっているところからも彼らが愛されていることがよくわかります。時がたっても変わらず時がたつごとに深みが増して素敵に変化していくその魅力に注目です!「来年もよろしく」という彼らのメッセージは今までの観客だけでなくあなたに向けられています。さあ、今から彼らの虜になりに行きましょう!

(べさき)

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/05 02:08 PM

新しい表現に挑戦する / 望月ゆうさく

望月ゆうさくは、
昼はタップとディアボロを主に、夜は映像とジャグリングを掛け合わせての演技をしています。
ジャグリングの世界大会で優勝したこともあるとのこと。
そんな演技がここ、静岡で見れてしまうのはすごいです!
なるべく違うこと、新しいことをやりたいと考えていて、
この大道芸ワールドカップではなんと3種類のパフォーマンスを見せて
くれるそうです。
何回見ても楽しめますね。

作品は、世界が変わっていく中で、日常に、良い意味でも悪い意味でも感じる違和感や、ジャグリングをしている中で感じる要素を合わせて作っているとのことです。
演じられるパフォーマンスが一体どんなことを表現しているのか、
想像しながら見るのも楽しいかもしれません。



今回は、昼のタップとディアボロのパフォーマンスを取材しました。
開始前から、平日にもかかわらず多くの人が集まっていて、
期待が高まります。
この時の作品は、「白でもなく、黒でもなく」
サラリーマンのスーツ姿の本人が登場して、ディアボロをはじめると、
音楽と会場の皆さんの手拍子も合わさって、盛り上がってきます。
ディアボロも本人も大きく動いて、片時も目が離せません。
だんだんと衣装も、動きも変わっていくので、これは何をイメージしているのだろうとつい考えてしまいます。

望月ゆうさくはこの地元の静岡の出身で、
「このワールドカップでは、みなさん毎回どんな表現でも楽しんでいただいて、嬉しい。毎年地元である静岡で出演できて光栄です。」というメッセージをいただきました。

ぜひ、大道芸に熱い思いを持つ望月ゆうさくのパフォーマンスを見て
いろんなことを感じてみてください。

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/04 07:23 PM

恋する女の物語 / めりこ

着物姿の可憐な娘が妖艶な女に変化する。



ポールダンスに古典芸能を融合した
彼女の演目は、八百屋お七。

恋する人に会いたい想いから、
放火をし火あぶり刑にあった少女。



中学の頃にこの話を知り
自分と同じ年頃の子が、恋に心を燃やし、情念で放火をしたということに
衝撃を受けた。

そのことはずっと自分の中に残っていて、
和とポールダンスを組み合わせた内容を作る際に
思い出し自分の中のお七を作り出した。

ポールダンスで回る姿がお七の情念を色鮮やかに映し出す。






ここまでお七を狂わせる男はどんな人なのか?
彼女の処刑を見てどう思ったのか?
めりこのダンスをみていると次々と妄想してしまう。

燃え盛る炎と共に、お七の恋の炎も炎上し、昇天できたとしたら本望かもしれない。




踊り終えた彼女は、とても穏やかで優しい笑顔。

スレンダーな体はよく見ると
手足ともに筋肉がしっかりつき腹筋も割れていた。

今回、オン部門での出場とのことで、
「これからもポールダンスで街中に見たことのない
景色を作っていくので楽しみにして欲しい。」と言ってくれた。




(みゅげ)

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/04 07:08 PM

イケメンアーティストを取材しました♪/心を持ちたいロボットのぞみ

「イケメンアーティスト・美女アーティストが見たい!!」
大道芸ワールドカップの陰の醍醐味はこれだろう!

そんな皆様の声にお応えして、
今回はイケメンアーティストに直撃取材!!

その名は、「心を持ちたいロボットのぞみ」







イ、イケメン・・・
ん~・・・ロボットぉぉぉおお!!


※安心してください、素顔はとってもイケメンです♪



さぁ、このロボットの最初の演目は、「ロボットと子犬」
捨てられた子犬を見つけたロボットはどうするのか?

実際にソコに子犬がいるように見えるこの演技は、肌寒くなってきた季節にぴったりの心温まるストーリー仕立て♪


中盤には、ストリートパフォーマンスの醍醐味、その場のお客さんを巻き込んだパフォーマンス。
パントマイムを実際にどのようにやれば、それらしく見れるのか?
その秘訣をを教えてくれますよ。

お聞きしたところ、こちらは観客の皆さんとの一体感が生まれるのが好きで、毎回やっているとのことでした。


そして最後の演目は「人間という名のロボット」
働く人間がロボットになっていく物語~

見ている方も、ハッ!!とするようなこともあるのでは?




さてさて、ロボットのぞみは、学生のころからブレイクダンスやシンガーソングライターとして活躍していたらしく、演技中流れる音楽・歌詞もすべて自作とのこと!
ここにも注目です!


今後、ロボットの演技では、社会・イジメ・愛・命など、「人間をみつめなおせる」ような観客の皆さんに、明日生きる力を与える演技を追及していきたいとのことでした。


これからの活躍も楽しみですね!
近々、海外修行に行ってしまうそうなので、まだ見たことない方は是非☆


(うるし・トニー・やま)

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/04 06:50 PM

新生”to R mansion”誕生!奇妙奇天烈な彼らの世界にようこそ



ぱっと目を引くカラフルな4人組が奇妙奇天烈なコメディで冒頭から観客を惹きつける。子どもから大人まで、そこにいるすべての人が一瞬のうちに彼らの演技に釘付けになる。それが「to R mansion」だ。そんな彼らのパフォーマンスは、日本のみならず世界各地で愛されている。



パントマイム、アクロバット、マジック…様々なパフォーマンスを織り込んだコメディは、まるでジェットコースターのような急展開で次々とシーンが変わる。

観ているこちらはその度に新鮮な驚きでワクワクさせられ、次は何が飛び出すのか、どんな風にびっくりさせられるのかと期待は膨らむばかり。時間の経過と共に観客のテンションはどこまでも上がり続けてとどまる事を知らない。そしていつの間にか自分がすっかり彼らの世界に入り込み、その奇妙な奇天烈な世界の一員となっていることに気づかされるのだ。



今年のステージは晩秋にふさわしく映画をテーマにした「シネマパラダイス」。昔ながらのフィルム映画のような懐かしさと斬新なアイディアがバランスよく盛り込まれて見ごたえ十分。見逃したらもったいない。今回から新メンバーのモハメド・アリガトー氏が新たに加わり、去年とはまた一味違った独特の世界観で私たちの心を虜にすること間違いなし!だ。




そんな摩訶不思議な「to R mansion」ワールドを、大会期間中にぜひ楽しんでほしい。いざ、静岡へ!


追記:来年1月に舞台公演を神戸で行います。。

「The Wonderful Parade」 (公演日:2017年1月7日・8日)


8人が繰り広げる摩訶不思議ワールドです。ストリートとは一味違ったパフォーマンスをぜひご堪能ください!
なお、公演会場・チケットなどの詳細はto R mansion 公式HPをご覧ください。



Written by Atsumi/Marine/Yuri

続き▽

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/03 06:48 PM

静岡を代表する大ベテランコメディアン/ダメじゃん小出

夕方の青葉B3。あふれんばかりの観客の中で彼のパフォーマンスは始まった。
始まる直前から、広報静岡の放送が流れる中、「こちらは広報ダメじゃん小出です!」で観客を一気に取り込んだ。



毒舌ぶりはいつものとおり。それを待っているがごとく、どっかんどっかんの歓声が。
フランダースの犬の最終回のパフォーマンスでは、お客さんたちを巻き込んでの楽しい寸劇であった。






彼、ダメじゃん小出は実に2回目の大会から連続して出場しており、彼のパフォーマンスを見るのを楽しみにしている人が多い。
一度彼のパフォーマンスを見れば、もう彼のとりこになるのは間違いない。
(うるし・タキ)

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/03 06:00 PM

ドリームチーム/アンジェラ・ヒッチ ルーシー・ブラウラード リズ・スモール

今年は世界から3人のフェイスペイントアーティストがやってきた!
カナダ出身のルーシーとアンジェラそしてイギリス出身のリズだ。
ルーシーは2009年にフェイスペイントで、2010年にはボディペイントで世界チャンピオンに輝いたフェイスペイント歴30年の実力者で、今回が15回目の出場。
彼女は元々演劇のメイクをしていたが、ヨーロッパの旅行中に金欠になったとき、たまたま友達が持っていたクレヨンでフェイスペイントをしてお金を稼いだというユニークなきっかけで始めた。

ルーシー・ブラウラード

リズはフェイスペイント歴16年で9回目の出場。
ルーシーに誘われ彼女と共に何度も参加してくれている日本では他の国でやるときとは違い、明るい色を多く使い蝶をよく書くという。
着物に合わせてフェイスペイントをするのが1番楽しいと語ってくれた。
アンジェラは今回初出場のアーティスト。
フェイスペイント歴は7年で、子供用の演劇のメイクを探しているうちにフェイスペイントに出会い、この道に進んだ。
アンジェラもルーシーに誘われて、皆とペイントを共有して楽しみたいとの思いを胸に静岡にやってきた。
ホラー系のペイントや男らしいペイントを得意とする。

アンジェラのフェイスペイントを楽しむ中村莉子ちゃん、華菜ちゃん、華野ちゃんの姉妹。

3人とも現在はカナダを拠点としていて、アンジェラいわく、“私たちはドリームチームよ!”
3人ともおすすめはおまかせ。あなたに合ったペイントを施してくれる。
彼女たちは毎日入れ替わりで決まった場所でパフォーマンスを行っている。
初日の今日も朝から行列ができるほど人気だった。
彼女たちのインスピレーションであなたも彼女たちの作品になってみてはいかがだろうか?(MII)

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/03 05:23 PM

夕焼けに踊る赤と黒/イズマ


イズマは日本出身のアーティストで、「和風手品師」として活動している。
手品と聞けば洋風なパフォーマンスをイメージするかもしれないが彼女は違う。
和のテイストを中心として幻想的な世界観を表現するのだ。



「和風」というように彼女の使う衣装・小道具・BGMもすべてが和のテイストである。
艶やかな赤い着物に身を包み、静かな音楽に合わせながらの演技はあなたを幻想的な世界へ招待する。
しかし演技の後半から一変、激しい音楽へと変わり、装いも新たに黒の着物へと衣装が変わる。
「和」というテイストが中心でありながらも様々な印象をその演技から受ける。




彼女が手品師の道を選んだきっかけは大学時代に所属していた手品サークルだという。
そこで身に着けた技術や経験を元に、彼女は自分オリジナルの「和の世界観」を創り出す。


一目彼女の演技を観たら、あなたもその世界観の虜になるだろう。
ぜひ、ご覧あれ!!

2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/03 05:13 PM

ジャグリングとエアリアルの無限の可能性!/うつしおみ

うつしおみはジャグラーとエアリアルアーティストという異色の組み合わせのユニットです。

他にはない演出ということもあり始まる前から市内、県内はもちろん関東や関西などさまざまな場所から来た多くの人が集まっていました。
その中、幻想的な音楽がかかって演技が始まります。ジャグリング、エアリアルを交えながら踊る二人。
地上でのジャグリングと踊りから、次第に空でのエアリアルへ舞台は移っていき、見る人の反応もだんだん大きくなっていきます。
高い身体能力によるダイナミックかつ繊細さを感じさせる演技は必見です。


二人のサーカスでの演出と出演者としての出会いから“うつしおみ”としての活動は始まったそうです。
また、“うつしおみ”という珍しい名前の由来をお聞きするとエアリアルの空のイメージから空蝉(うつせみ)を思いつき、
そこから転じて“うつしおみ”という名前に決まったそうです。そして、個人的にも“うつしおみ”という
言葉の響きが好きだったからそうです。

メッセージをお願いすると、
「毎年大道芸ワールドカップが行われている静岡は見ている人も盛り上がってくれてとてもやりがいがあります。
是非、さまざまな想像を膨らませながら楽しんでほしい。」とのことです。
 
青空の下で行う大道芸ワールドカップだからこそできるオンリーワンのパフォーマンスを是非見てください!


2016フェスティバルレポート / アーティスト オン部門
2016/11/03 04:50 PM
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